失われかけたデータを復旧する技術の紹介や、RAIDなどのデータ保存方法についてご紹介します。

RAID1の利用

目的に応じて様々な設定が存在しているRAIDの中でも、耐障害性に優れている設定のひとつが「RAID1」。

これは2台以上(偶数)のハードディスクを使って、データを保存する際に、まったく同じ複製も一緒に保存しておく設定のことで、「ミラーリング」と呼ばれています。


まったく同じ構成、同じデータが保存されたハードディスクがふたつ同時に存在する訳ですので、もしも片方が壊れてしまった場合も、もう片方にデータが保存されているためデータを取り出すことが出来ますし、問題なくハードディスクとして使い続けることも可能です。




■ミラーリングされているからといって過信は禁物!


先ほど、片方のハードディスクが壊れたとしても、問題なく使い続けられるとは記載しましたが、正常な方のハードディスクも壊れてしまった場合は、どうすることも出来ません。

そうなると、データ復旧ソフトなどを用いてデータをサルベージするか、専門のデータ復旧業者に依頼してデータを取り戻してもらう必要があります。

ミラーリングをしているからと言って過信しすぎず、定期的にバックアップを取る癖を付けるようにしてください。


また外付けハードディスクがRAIDの場合は、片方のディスクが壊れるなどの異常が発生した場合は、LEDが点滅するなどで知らせてくれますが、内蔵ハードディスクだった場合は、どちらも正常に動いているかどうかは、パッと見では分かりません。


BIOSの情報画面、RAID1の設定に使ったRAIDユーティリティー、またはWindowsに搭載されているディスク管理などで、各ハードディスクの状態を見ることが出来ますので、なるべくこちらも定期的にチェックするようにしましょう。


またRAID1の良いところは、耐障害性が高いことに加えて、メンテナンスが比較的楽な点。

ハードディスクの1台が壊れていると分かった場合は、同じハードディスクと交換してあげることで、RAID1の状態を復旧せ、問題なく使い続けられるのです。


Webサーバーなどでもよく使われているミラーリングは、トラブルに強く、メンテナンス性も高いため、容量的にはハードディスク全容量の半分になってしまうというデメリットはあるものの、それ以上の利点があるためおすすめ。

特にずっと保存しておきたい大切なデータがあるなら、RAID1に設定されたハードディスクに置いておくと安心ですよ。